表紙台詞集

 

表紙の台詞を新しくするごとに、

古いものから一つ掲載していく予定。

あまり古いものは残念ながら私自身保存してませんでした。

上の段と下の段があるので後者の台詞は黒文字にしています。

上の段の台詞を読んだ後、下の領域をドラッグして反転させて下さい。

途中で修整したものについては最善と思うものを掲載しています。

 

 

――― 2013.2.22〜 ―――

「例えばですねえ、道を歩いていて割と先にある信号機が青なんです。でも私が辿り着く頃には赤になってしまうかも知れません。でも今走れば充分間に合うかも知れません。でも走っても間に合わないかも知れない。でもそう思って歩いていたら、実は走ってたら間に合ってたっぽいタイミングで赤になるかも知れない。でもそう思って走ったらやっぱり間に合わないかも知れない。走るべきか諦めるべきか、考えてモヤモヤして苦しくてあああああああ悩まなくてすむように早く信号よ赤になってしまえ……てなことを思うことはないですか」

「いえ、特にないです」

 

「なら死ね」ザクリザクリ。

ああ、こんなにも早く真っ赤に……。

 

――― 2013.1.25〜 ―――

「注文はこのピザと、このドリアにしたいんだが。この店は初めてでね、量はどうだろう。僕にも食べられそうかな」

「そうですね。お客様の体格でしたら大丈夫と思いますが」

「貴様、俺をデブと言ったな」

 

「うるせえデブ。注文するならさっさとしろ」

「……すみません。じゃあ、ピザ二枚とドリア二つでお願いします」

 

――― 2012.7.23〜 ―――

「はああ。仕事が嫌で嫌で、仕方がないんです」

「仕事なんて元々そんなもんですよ」

「……。でも仕事が嫌で……」

「そんなもんです」

 

「……。で、でも仕事が……」

「……」

「……」

「死ねえええっ」

「うぎゃあああああ仕事があああ」

 

――― 2012.4.7〜 ―――

「ええっと、よく分からないんですけれど、あなたの言うことにはちょっと……」

「よく分からないなら黙れ」

 

「……」

「……」

 

――― 2012.4.1〜 ―――

いきなり男を包丁でブズリと刺し、ニッコリ笑って女は言った。

「エイプリルフール!」

 

「エイプリルフール!」

大統領は核のボタンを押した。

 

――― 2012.2.22〜 ―――

「なんかいいことないかなあ」

「ありますよ。今から私が首を吊ります」

 

ブラーン。ブラーン。

「おっ、なかなかいいじゃあないか。早速僕も」

ブラーン。ブラーン。

 

――― 2012.1.1〜 ―――

「もしもし、私メリー。今、あなたのお部屋の前にいるの」

「羊は」

「えっ」

「まさか、可愛い羊はいないのか。一体どういうつもりだ」

「……」

 

「え、ええっと……メ、メエエェ〜」

 

――― 2011.12.5〜 ―――

「くたびれ果てて今にも死にそうなんですが、誰も分かってくれないので、もうどいつもこいつも皆殺しにしてやろうと思ったんです」

「で、斧を購入したのは分かったが、どうして一人も殺さなかったんだね」

「本当に、くたびれていたので……」

 

「……」

「おい、どうした」

「もう……喋る、気力も……」

 

――― 2011.10.27〜 ―――

「くたびれ果てて今にも死にそうなんですが、誰も分かってくれないのです」

「私は分かってるよ」

「……。死ねえええっ」

「ぎゃああ」

 

「ああ、誰も僕のことを分かってくれない……」

 

――― 2011.10.19〜 ―――

「ああ、怖いよ。怖いよう。200万カウントが迫ってくるよう」

「サイト閉鎖してしまえば解決ですね」

「いや、サイトは続けたいので……」

「では、目を潰してしまえば見ないで済みますね」

「目が見えなくなるのは嫌です」

「なら、世界を滅ぼしてしまえばもう何も怖くありませんよ」

「よし、それで行こう!」

 

お陰様で世界滅亡200万カウント突破ありがとうございます!

 

――― 2011.10.12〜 ―――

「どうして中学高校時代の同級生を皆殺しにしようとしたんだね」

「僕の黒歴史を知っている者達を、全員抹殺しなければいけないのです」

 

「君の黒歴史とは、例えばこの卒業文集などかな。既に内容はテレビ番組で公開されているよ」

「う、うあああああああああああ。人類は絶滅しろおおおおお」

 

――― 2011.9.1〜 ―――

「愛や正義や綺麗事が大好きなんですが、自分が痛い思いをするのは嫌です。こんな僕はどうすればいいんでしょう」

「安全な場所から他人の批判だけしていれば、そこそこ楽しめますよ」

 

「ああ、本当だ。そこそこ楽しいです。良かったなあ」

 

――― 2011.7.19〜 ―――

「お前がそんな生物的な台詞を吐くとはな。今までお前のことを最愛の妻として見ていたが、今はただの肉の塊に見える」

「チョイサーッ(バキッ、ゴギッ、ドグォボッ)。さっさと働け、この馬鹿亭主」

「……はい」

 

「ああ、この痛み。骨の疼き。やはりお前は最愛の妻だ……」

 

――― 2011.6.24〜 ―――

「どうして三十年も連れ添った妻を、三百八十回も滅多刺しにして殺したんだね」

「『俺って馬鹿だなあ』と呟いたら、『そうね』と言われたので」

 

「ああ、俺はなんて馬鹿なことをしてしまったのだろう」

「そうだな」

「何だと貴様っ殺してやるっ」

「や、やめろぐぶぶぶぶ」

 

――― 2011.5.17〜 ―――

「落ち着いて下さい。じっくり殺しますから、どうか落ち着いて」

「しかし、じっくり私を殺すといってもどの程度じっくりなのか。それが分からないことには私も落ち着けませんな」

「ええっと、では、0.002秒くらいでじっくり殺しますので」

 

「うぎゃあああああああああああああああああ、ああああああぁぁぁぁああぁぁあぁぁああぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁ。……ふう。ぎゃああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁっ、あぁっ、ああーあ」

 

――― 2011.4.4〜 ―――

「この数年、新作を出すたびにクオリティが下がったと言われるのですが、やっぱりダメなんでしょうか」

「はい、ダメです。ダメのダメのダメダメダメ、ダメダメダメダメダメメメメメの最低最悪のダメ、どうしようもないくらい極悪非道にダメ、空前絶後にダメです」

 

安心の劣化クオリティをお楽しみ下さい。

 

――― 2011.3.7〜 ―――

女が尋ねた。

「割り切れないものを割り切ろうとする時、あなたならどうしますか」

男が答えた。

「割り切れないものに訳の分からないものをどんどん足していって、グチャグチャになったところで叩き潰します」

 

「そうですか」

女は斧を男の脳天に振り下ろした。

男の頭が綺麗に二つに割れた。

 

――― 2011.1.23〜 ―――

「自分でも何がしたいのか分からないので死にます」

「ということは死にたいんだね。ならば君は死にたいということが分かってるじゃないか」

「そうか。何がしたいのか分かったので死ぬ必要はないんだ」

 

男は自殺した。

 

 

――― 2011.1.1〜 ―――

狂気太郎「いやあ、私の連作短編が電子出版されることになりましてね」

灰崎抗「……」

狂気太郎「あ、そういえば『殺戮の地平』もサイト再掲載になったんですよ。これでもう灰崎とかいう人の痕跡は完全になくなってしまいましたねえ」

灰崎抗「……」

狂気太郎「殺られる前に殺れだ! 死ね! ザクリザクリ」

灰崎抗「うぎゃあああ」

 

狂気太郎「正当防衛です。これは正当防衛なんです。正当防衛なんだああああ」

 

 

――― 2010.12.3〜 ―――

「あなたはいつもニコニコしてて楽しそうね」

「そうだよ。もし君が内臓をはみ出させてのたうち回っていても、僕はニコニコして楽しくやっていけるよ」

 

「ちなみに自分が死ぬ間際でもニコニコして、楽、し……くゴポッ」

 

 

――― 2010.8.5〜 ―――

狂気太郎「いやあ、『想師』シリーズの待望の完結編が出ましてねえ。サブタイトルは〜創世二人羽織〜なんです。凄いでしょう」

灰崎「……。誰も待ってないよ」

狂気太郎「えっ」

 

灰崎「私は存在しない。私は存在しない。私は存在しないんだ。私は……」

 

 

――― 2010.6.24〜 ―――

狂気太郎「いやあ、今度は私の『想師2』が電子出版されたんですよ。うへへ」

灰崎「……」

狂気太郎「いやあ、私の古い作品なんです。来週には携帯版も発売されると思いますよ。うへへへ。私の『想師2』なんですよ。私の(ザクリザクリ)ぐぶぶふうっ」

 

狂気太郎「がふっ、ふっ、いやあ、私の(ザクリザクリ)ぐえ私の(ザクリザクリ)げふぉ私の(ザクリザクリ)あばっ私の(ザクリザクリ)ぶぅっうへへへへへへ」

 

 

――― 2010.5.21〜 ―――

「うへへ。ついに『想師』の携帯版が発売されたぞ。私の勝ちだ。うひゃひゃ、うひゃひゃひゃ(ザクリザクリ)ぐぶぶふうっ」

「だ、大丈夫ですか。誰にやられたんです」

「は……はいさ、き……」

 

「ば、馬鹿な……奴は死んだ筈……死んだ筈だ……」

 

 

――― 2010.4.24〜 ―――

「うへへ。ついにローソンのリラックマプレートが手に入ったぞ。私の勝ちだ。うひゃひゃ、うひゃひゃひゃ(ザクリザクリ)ぐぶぶふうっ」

「だ、大丈夫ですか。誰にやられたんです」

「リ……リラックマ……」

 

「リラックマが……ああ、僕のリラックマが……リラックマ……が……」

 

 

――― 2010.4.12〜 ―――

「うへへ。ローソンのリラックマプレートも後十ポイントで手に入るな。勝ちは決まったようなものだ(ブスリ)ぐぶうっ」

「だ、大丈夫ですか。誰にやられたんです」

「ロ……ローソン……」

 

「リラックマが……ああ、僕のリラックマが……離れていく、よ……」

 

 

――― 2010.3.20〜 ―――

「僕の趣味は、凡人を変人に改造することです。あなたのご趣味は」

「変人を処刑することです」

 

人類は滅亡した。

 

 

――― 2010.1.13〜 ―――

「どうもフライパンの選択に悩みに悩んだ末、注文ボタンを押した瞬間にショック死したらしいですよ。悲しい死に方ですね」

「でも見て下さい、あの死に顔。とても安らかで、満足そうな……」

 

遺体は巨大フライパンで火葬された。

 

 

――― 2010.1.1〜 ―――

「『人生はそんなもの』で片づけるなよ。糞野郎っ。死ねっ」

「なんかビルの屋上に独りで怒鳴ってる人がいるけど、どうしたんだろう」

 

「あ、飛び降りた」

 

 

――― 2009.9.5〜 ―――

「どうして世界を滅ぼそうとしたのかね」

「『恐い』と『怖い』の使い分けに悩んだので」

 

「そうだ、ぜんぶひらがなにしてしまえばかいけつですよね」

 

 

――― 2009.7.31〜 ―――

「ご注文は」

「取り敢えず悪で」

「じゃあ俺も悪」

「俺も」

「私も悪ね」

「では、悪四つでございますね」

 

「それと最後にデザートは愛を。ちょっとだけでいいから。本当にちょっとだけで」

 

 

――― 2009.6.18〜 ―――

「結局は金だよ」

大型の植木鋏で次々と生け贄の首を切り落としながら中年男は言った。

「いいえ、大切なのは愛です」

斧を生け贄の脳天に振り下ろしながら青年は反論した。

 

二人は和解した。

 

 

――― 2009.5.30〜 ―――

「ほうら、怖くないからこっちへおいで。

お前の脳天に斧をぶち込めるようにな」

 

「おじいちゃん、お口くちゃあい」

「……」

 

 

――― 2009.1.1〜 ―――

男「知ってるかい。神様って本当はいないんだぜ」

神「……。えっ」

 

男「知ってるかい。神様って本当はいないんだぜ」

神「ふうん」

 

 

――― 2008.12.24〜 ―――

「知ってるかい。サンタって本当はいないんだぜ」

「えっ、そうなんだ。ということは、殺しても罪にならないんだ」

 

この日、世界の人口がかなり減った。

 

 

――― 2008.10.27〜 ―――

「質問です。もし運転中に人を轢いてしまったら、あなたならどうしますか」

Aは答えた。

「警察と救急車を呼びます」

Bは答えた。

「逃げます。賠償金なんて払いたくないし刑務所にも行きたくありません」

Cは答えた。

「人類を滅ぼします」

 

「なら犯人はお前だ」

Bは処刑された。

AとCもついでに処刑された。

 

 

――― 2008.10.23〜 ―――

「こんにちは、お久しぶりですぶち殺すぞ」

「いやあ、お久しぶりですね私は神です」

「最近寒くなりましたねぶち殺すぞ」

「風邪を引かないように気をつけましょう私は神です」

 

「うおおお死ねえっぶち殺すぞ」

「うぎゃあああ私は神です」

 

 

――― 2008.9.14〜 ―――

「貴様ら海のもずくにしてやろうか!」

「参りました。それだけは勘弁して下さい」

 

夕食のオカズはひじきになった。

 

 

――― 2008.8.20〜 ―――

「おい、ヒロシ、泣いてるのか」

後部座席のタカシがニヤつきながら尋ねた。

「泣いてなんかないやい」

運転席のヒロシは目元を拭って答えた。

「いや、やっぱりヒロシ、泣いてるだろ」

言いながら、タカシがヒロシの脇腹を包丁で刺した。

 

「な、泣いてなんか……な……」

車は崖から落ちた。

 

 

――― 2008.7.18〜 ―――

気温五十度を超える猛暑だった。人々はセーターやダウンジャケットを着てマフラーを巻き、焼けつくような日差しに大量の汗を流しながら「涼しい涼しい」と呟いていた。

屋内ではヒーターやストーブが必須だった。人々は分厚い綿入れを着て使い捨てカイロを握り締め、倒れそうになりながら「涼しい涼しい」と呟いていた。

人々は鍋やシチューを好んで食べた。九十五度の熱湯を浴びながら「涼しい涼しい」と呟いていた。

人々は頭からガソリンをかぶって火を点けた。火ダルマになって「涼しい涼しい」と叫んだ。

世界は核の炎に包まれた。人々は「うげばっ、涼しい涼しい」と消滅した。

 

狂気太郎はクーラーの効いた部屋で「暑い暑い」と呟いた。

 

 

――― 2008.6.4〜 ―――

神「神ぴょーん」

民「かみみみみ」

神「ぴょめろぱー」

民「あばばばばばば」

 

世界は滅んだ。

 

 

――― 2008.3.6〜 ―――

神はあった。

神は退屈だったので世界を創り、人を創った。

神は人の営みを見守り、慈しんだ。

ある時、一人の男が言った。

「神様、私達は何のために生まれてきたのでしょう」

「うるさい。黙れ。死ね」

神は人類を絶滅させ、世界を消し去った。

 

自分は何のためにいるのだろうと神は思った。

 

 

――― 2008.2.13〜 ―――

電話のベルが鳴った。男が受話器を取るといきなり怒鳴り声が届いた。

「殺してやる!」

「ぎゃー死んだー」

男は答えて受話器を置いた。

 

電話は二度とかかってこなかった。

 

 

――― 2007.11.5〜 ―――

「やあこんにちは、お久しぶりだね首が飛ぶ」

「お久しぶりです、お元気でしたか首が飛ぶ」

「それはもう元気でやってるよ、君はどうだい首が飛ぶ」

「私も元気です首が飛ぶ」

 

健康が一番ですよね首が飛ぶ

 

 

――― 2007.10.24〜 ―――

横断歩道の真ん中で二人は再会した。

「本当に久しぶりだね。どうしてる」

「ええ、なんとかやってるわ。でもずっと、気にしてることがあって」

「どうしたんだい」

「あの時は言えなかったのだけど、私、前からあなたのことが」

その時大型トラックが突っ込んできた。

 

潰れた二つの肉塊は重なり合った。

 

 

――― 2007.6.19〜 ―――

「世界はこんな広いのに、一生のうちに体験出来ることってほんの僅かなんだよね」

「そうだね」

少年は蟻に相槌を打ちながら踏み潰した。

 

「キャッホーイ!」

神は少年を潰した。

 

 

――― 2007.6.4〜 ―――

「どうして無関係の通行人を十三人も刺し殺したんだ」

「私は六月生まれなんですが、新聞の占いに外出してハッスルしてみましょうと書いてあったもので」

 

「そうか。俺は九月生まれだが、怒りを溜め込むなと書いてあったぞ」

刑事は殺人犯を撃ち殺した。

 

 

――― 2007.4.19〜 ―――

「娘はグレてしまってこの二年間口も聞いてくれず、私の作った料理を食べてもくれません。

どうか先生のお力で娘を立ち直らせて下さい」

「ええっと。このミイラが娘さんですか」

 

一家は逮捕された。

 

 

――― 2007.2.28〜 ―――

「彼は大きなハサミを開いたまま動きませんが、一体何をしているんでしょうか」

「m9(^Д^)プギャーーーッ の人差し指を切り落とすために待ち構えているそうですよ」

 

「プ(ジョギリ)ギャアアアアア

 

 

――― 2007.2.1〜 ―――

「幸せ太りみたい。結婚してから体重が五キロも増えちゃった」

「いいことだよ。豚は太らせて食えというからね」

夫は棚の肉切り包丁を一瞥しながら微笑んだ。

 

妻は二十キロ痩せた。

 

 

――― 2006.12.27〜 ―――

「君がいつも家で留守番してくれるから助かってるよ」

「でも、私もたまには外に出たいわ」

「許さん」

 

「いいか、一歩でも外に出てみろ、ぶち殺すぞ。ぶち殺す、ぶち殺す、ぶち殺す、ぶち殺す、ぶち殺す……」

 

 

――― 2006.12.1〜 ―――

食べることが好きです

でも人殺しはもっと好きです

 

犠牲者を食べれば一石二鳥ですね

 

 

――― 2006.11.11〜 ―――

「最近職場の皆が僕を白い目で見ているような気がするんです。無能な僕は皆に迷惑をかけているのでしょうか」

「クヨクヨ悩むより、皆に直接聞いてみればいいんじゃないかしら」

「確かにそうですね。どんな手を使っても聞き出してみせますよ」

男は電波のアドバイスに感謝した。

 

男は同僚二十八人を拷問して殺し、死刑になった。

 

 

――― 2006.9.20〜 ―――

五万人の新たな信者を前に、しょぼくれた猫背の教祖が演壇に上ってボソボソと語り始めた。

「えー、ようこそ皆さん。うちの宗教に入信すると、御利益は、特にないです」

「バンザーイ! バンザーイ!」

 

「えー、それどころか地獄に落ちます」

「バンザーイ! バンザーイ!」

 

 

――― 2006.8.27〜 ―――

転がる無数の死体を見下ろして少年は呟いた。

「世界は残酷だなあ」

膝をつく男が言った。

「違う。お前が残酷なんだ」

 

少年は斧を振り下ろした。

 

 

――― 2006.7.1〜 ―――

「奥様は魔女なら旦那様は間男ですか」

「いいえ、違います」

 

「じゃあ、奥様はマゾなら旦那様はサディストですか」

「はい、そうです」

 

 

――― 2006.5.14〜 ―――

行列に割り込んだ酔っ払い男を見て少年が呟いた。

「あんな奴、死ねばいいのに」

母親が少年を叱りつけた。

「そんなこと言っちゃ駄目よ。そんな、他力本願なことを」

 

母子は自力で実行した。

 

 

――― 2006.5.6〜 ―――

「この間オムライスを食べようとしたら小さな虫が特攻してきて卵の海に沈んでしまい、一瞬で動かなくなりました。あれは何だったんでしょうね」

「その話と私を射殺することと何の関係があるんですか」

 

「いえ何の関係もないです」

男は引き金を引いた。

 

 

――― 2006.4.2〜 ―――

「タカシはまるで親の仇みたいにカレーを食べるな」

「その通りです。僕の父はカレーに殺されたんです。おのれ、おのれカレーめ」

 

「ええっと、な。父って、俺なんだがな」

 

 

――― 2006.2.24〜 ―――

「昨日の夜、夢の中で課長に凄く怒られたんですが、どうしてなのか僕には分からないんです。課長、どうして僕を怒ったんですか」

「何を言ってるんだ君は。君の夢のことまで私が知る訳ないじゃないか」

「でも納得行かないんです。ミスをした覚えもないのにあんなにひどく怒るなんて。教えて下さい、課長。教えてくれるまで僕はここを通しませんよ」

「うるさいそこをどきやがれ、ぶち殺すぞこのボケナスがあ!」

ザクリザクリ。

 

「ほ、ほら……やっぱり怒った……ゴペッ」

 

 

――― 2006.1.12〜 ―――

「なんだか色々面倒臭くなって、取り敢えず誰か刺してしまおうかなどと思ってしまうことってないですか」

「出来ればそれを、刺す前に言って欲しかったな……ゲブッ」

 

「すみません。じゃあもう一回刺しますね」

 

 

――― 2005.11.6〜 ―――

「目玉を抉るのはかわいそう」

「じゃあ手足を切り落とすくらいにしとこうか」

 

「やっぱり目玉と手足、両方しましょうよ」

 

 

――― 2005.10.29〜 ―――

神は言った。 「我が民よ。産めよ増えよ地に満ちよ」

「ははあ、仰せのままに。ありがたやありがたや。神様ばんざーい」

「我が民よ。全員自殺しろ」

「ははあ、仰せのままに。ありがたやありがたや。神様ばんざーい」

 

人類は絶滅した

 

 

――― 2005.10.8〜 ―――

「君は地獄のような女性だ」

「あら、退屈しないってことかしら」

女は金棒を握っていた。

 

うぎゃあああああああ

 

 

――― 2005.9.24〜 ―――

虐殺してもいいじゃない

人間だもの

 

人間なので死刑

 

 

――― 2005.8.26〜 ―――

「どうして暴走運転で四十六人も轢き殺したんだね」

「空が美しかったので」

 

「判決は、空が美しいので死刑」

 

 

――― 2005.7.12〜 ―――

この世界に必須のものは

愛と勇気と殺人鬼

 

あ、一つ余計でしたか

愛が

 

 

――― 2005.4.4〜 ―――

「俺は犬派だな」

「私は猫が好き」

「犬も猫もいいけど、僕は人肉が好きだな」

 

「それも生がいいんですよね」「ウギャー!」

「俺もそう」「ギャオン!」

「私もよ」「ギニャー!」

 

 

――― 2005.2.12〜 ―――

「君はどうしてこの部署を志願したんだい」

「この世の地獄というものを一度体験しておきたかったので」

「そうか」

先輩社員は早速新入りの頭をシャベルでかち割った。

 

「ち、違う……これは、あの世の……じご……」

 

 

――― 2004.11.27〜 ―――

「たまにさ、何もかも鬱陶しくなってもう人類なんか皆殺しにしたくなる時ってあるよね」

「そう、私もあるある」

女子高生の会話を後ろで聞いていた神父は、大急ぎでバッグから斧を出して二人の頭をかち割った。

 

「私は人類を守った!」

 

 

――― 2004.10.6〜 ―――

「裁判長、判決を」

「うむ。原告は死刑」

 

勝訴!勝訴です!

 

 

――― 2004.8.21〜 ―――

「私は何の役にも立たない、それどころか生きているだけで社会に害となるようなどうしようもない人間です。こんな私を罰して下さい」

「面倒臭いから嫌です」

 

男は安心して核のボタンを押した。

 

 

――― 2004.6.12〜 ―――

人類を滅ぼした後は

聖人として生きよう

 

男は首を吊った。

 

 

――― 2004.5.19〜 ―――

「どうせ刺し殺すのなら沢山刺してやろう。一人の人間を何処まで刺しまくる精神力があるか、それで人間の価値が決まるといってもいい。その時はそう思ったのです。刺して刺して刺しまくりました。何回刺したらギネスに載るだろうと考えながら。百回、二百回と、そのうちに回数が分からなくなってしまうほどに、私は刺しまくってしまったのです」

男は涙を流して嗚咽した。

「私は、なんてことをしてしまったんだ。本当に……なんて、気持ち良いことを……」

 

男は死刑になった。

 

2006.11.11時点のコメント 「私は、なんてことをしてしまったんだ。……刺した回数を、忘れてしまうなんて」としても良かったかも知れません。

 

 

――― 2004.4.18〜 ―――

「君は狂信者かね」

「いえ、違いますが」

「帰りたまえ。狂信も出来ないような男に娘はやれん」

 

「あの、私は女ですけど。ここは私の家ですし。というかそもそもあなた誰ですか」

 

 

――― 2004.2.19〜 ―――

「どうして切腹なんかしたんですか」

「内臓がかゆかったんだ」

 

「ああ、今度は脳がかゆい……」

 

 

――― 2003.12.22〜 ―――

「不思議な夢を見ました。僕が鉈を持って通りかかりの人達を次々と惨殺していくのです。三十人くらい殺したような気がします」

「それは現実だよ」

 

男は死刑になった

 

 

――― 2003.12.14〜 ―――

「お出かけですか」

「ええ、ちょっと人類を皆殺しに」

 

人類は滅亡した

 

 

――― 2003.10.5〜 ―――

私がもし間違って核のボタンを押しても

あなたならきっと笑って許してくれるわね

 

「許さん! 死ねえええ!」

「ギャアアアアア!」

 

 

――― 2003.9.5〜 ―――

「お客様、何に致しましょうか」

「取り敢えず、絶望をお願いします」

「何か言ったか、クズ」

 

「なら愛をお願いします」

「申し訳ありません。当店には愛は置いておりません」

 

 

――― 2003.7.20〜 ―――

あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

 

人間は嫌いだ

 

 

――― 2003.5.13〜 ―――

「僕のことを分かってくれるのはお前だけだよ」

男はペットの熊を抱きしめて囁いた。

「ウガー」

熊は男を殴りつけた。男の首の骨が折れた。

 

男は餌になった。

 

 

――― 2003.4.28〜 ―――

「今の生活はまるで地獄です。どうか助けて下さい」

「よし分かった。その地獄に飛び込んで君を救い出してやる」

男は日本刀を持って街に飛び出し五、六人斬り殺した後、

家に帰って首を吊った。

 

男は地獄に行った

 

 

――― 2003.4.21〜 ―――

ありがとう

でも死ね

 

皆さんに向けて発している訳ではないですし特に意味はないので気にしないで下さい

でも死ね

 

 

――― 2003.3.5〜 ―――

あなたが痛いと 私は嬉しい

 

私が痛いと 私は悲しい

 

 

――― 2002.12頃 ―――

そして、悪の時間がやってきた。

悪人達が善人達を捕まえて手足を切り落とし耳鼻を削ぎ落とし目玉を抉り出し生皮を剥ぎ内臓を引き摺り出して殺して鍋にして貪り食い踊り狂った。

そして、善の時間がやってきた。

善人達が悪人達を捕まえて手足を切り落とし耳鼻を削ぎ落とし目玉を抉り出し生皮を剥ぎ内臓を引き摺り出して殺して鍋にして貪り食い踊り狂った。

 

そして、悪の時間が……

 

 

――― 2002.10頃 ―――

「おおおお、世界が壊れていく」

「違う。あんたが壊れてるんだよ」

 

「なんだ、それなら安心だ」

「嘘ぴょーん」

そうして世界は滅んだ。

 

 

――― 2002.9頃 ―――

「この失態をどう説明するつもりかね。黙っていては分からんぞ」

「ちょっとお待ち下さい。どんな大嘘をついてあなた方のような糞馬鹿をだまくらかすか、今考えているところです」

 

「この問題をどう解決するつもりかね。ボーッと突っ立っているだけでは何も進まんぞ」

「ちょっとお待ち下さい。どんな凶器を使ってあなた方のような糞馬鹿をぶち殺すか、今考えているところです」

 

 

――― 2002.7頃 ―――

「生きていくということは本当に大変なことですね。今の仕事も辞めたくて仕方がありません。仕事中に、悲鳴を上げて逃げ出したくなることがしばしばあるんです」

「奇遇ですね。私も同じですよ」

二人の男は職場に戻った。片方は囚人服に、片方は獄吏の制服に着替えた。二人は同じ部屋に入っていった。

入り口のドアには『拷問室』とあった。

 

「うぎゃあああああああああああああ」

 

 

――― 2002.5頃 ―――

「申し訳ないのですが、ちょっと死んで頂けますか」

「ちょっとくらいならいいですよ」

 

「そろそろ生き返っていいですか」

「いや、もうちょっと待って下さい」

 

 

――― 2002.2頃 ―――

否定を肯定せよ

 

嫌です

 

 

――― 2001.10頃 ―――

頑張れ 頑張れ

無理をしてでも頑張れ

そして狂って死ね

 

 

――― 2001.10頃 ―――

「うわああああああああああっ」

「い」

「うわあああっ、うわあああああああああああっ」

「い、い」

 

いやあ、本当に嬉しそうですね。

 

 

――― 2001.2頃 ―――

「死ねーっ!」「ギャーッ!」「死ねーっ!」「ギャーッ!」「死ねーっ!」「ギャーッ!」

「死ねーっ!」「ギャーッ!」「死ねーっ!」「ギャーッ!」「死ねーっ!」「ギャーッ!」

「死ねーっ!」「ギャーッ!」「死ねーっ!」「ギャーッ!」「死ねーっ!」「ギャーッ!」

 

「ねえお母さん、あのおじさん、一人でずっと叫んでるよ」

「ターくん、目を合わせちゃ駄目よ」

 

 

――― 2000.11頃 ―――

「俺の視界から消え失せろ」

「かしこまりました、ほりゃザクリザクリ」

「うぎゃあああ! 目が、目があああ!」

 

何故効果音までわざわざ発声しますか

 

 

――― 2000.8頃 ―――

「この数ヶ月、『ンバンバ96』や『ンバンバ360』という謎の言葉が私の頭にへばりついて離れません。一体この言葉は何なのでしょうか。気になって夜も眠れません」

「それは奇遇ですねえ。私も思わず殺してしまった妻の死体の処遇に困って夜も眠れません。どうですか。私の悩みとあなたの悩みを交換しませんか」

 

「ほほう、お二人ともそんな悩みをお持ちですか。奇遇ですねえ。私もこの核ミサイルの発射ボタンを押すべきかどうか、迷いに迷って夜も眠れません。どうですか、三人で悩みを交換しませんか」

 

 

――― 2000.6頃 ―――

「私は二十五年勤めた会社をリストラで解雇され、友人の保証人になって多額の借金を背負い、妻には逃げられ娘には唾を吐きかけられ自棄飲みしてヤクザと喧嘩して顔面が陥没し運ばれた病院で肝臓癌を告知され点滴を間違えられて内臓が焼け爛れ家に帰る途中でトラックに轢き逃げされ腰が砕け折れた肋骨が肺に刺さって眼球が飛び出して今にも死にそうです」

「それは良かったですねえ」

 

「そ……そうなんですよね……良かったん……です……よ……ね……ゲフッ」

 

 

――― 2000.3頃 ―――

「ねえねえ、お母さん、どうして人は生きてるの?」

「そりゃ死ねえ!」

「ゲブッ!……お……おか……」

 

 

――― 2000.2頃 ―――

「ねえねえ、お母さん、どうして人は生きてるの?」

「ふふ、そゲバッ!」

 

 

――― 1999.11頃 ―――

「ねえねえ、あの木に風船が引っ掛かっちゃったの。おじさん、取ってよー」

「ではその前にジャンケンをしよう。そおれジャンケンポン。……君の負けだな」

 

女の子の首が飛んだ。

 

 

――― 1999.4頃 ―――

祈りますか

それとも呪いますか

 

或いは笑いますか

もしかして狂っちゃったりしますか

 

 

――― 1999.1頃 ―――

私は生きてますか、死んでますか

 

ジャンケンで決めよう

 

 

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